子どもが小学校に入学するときは、親にとっても新たなステージの始まりです。
この大切な時期をスムーズかつポジティブに過ごすために、準備しておくことや、親が心得ておくべきポイントをご紹介します。
【本記事の内容】
子どもが小学校に入学するとき、親は楽しみと同時に不安や疑問を感じることがありますよね。学校まで迷わず歩いていけるだろうか、お友だちはできるだろうか、わが子の小学校入学前、私は不安が尽きませんでした。
実際にわが家で経験したことを元に、小学校入学時に必要な準備や、親の心構えをご紹介します。
是非最後まで読んでみてください!
<学習環境を整える>
小学校生活の始まりに向けて、家庭での学習環境を整えましょう。
集中できるスペース、必要な学用品、勉強机などを整え、子どもが自分の学びに集中できる環境を整備します。これにより、宿題や学習に対するモチベーションが高まります。
わが家はリビングに勉強机を置き、宿題を見守れるようにしています。
筆箱なのですが、チャック付きで布状のものだと、机から落ちてしまった時に、片付けに時間がかかってしまったり、必要な鉛筆を探すのに時間がかかってしまったりするとのことで、学校からは箱型のものを推奨されました。
小学生の商売道具といっても過言ではないので、筆箱選びは重要とのことでした!
どうしてもランドセルが重くなってしまうので、箱型でなるべく軽量なのものをわが家は選びました。
ランドセルや学用品を片付ける場所も整えておくと、毎日の片付けや、ものを管理する習慣も身に付くので安心です。
<生活リズムを整える>
新しい学年では、規則正しい生活スケジュールが大切です。
子どもが毎日同じ時間に寝たり、起きたりすることで、安定感を持ち、学校生活に対する適応力も向上します。規則正しいスケジュールは子どもの体調や学習に良い影響を与えます。小学校の登校時間は早いため、早起きの習慣をつけておくと良いです。
年長のうちから少しずつ就寝・起床時間を調整しておくことをおすすめします。学校の登校時間に間に合うよう、起床の時間を設定し、リズムを整えておきましょう。
ちなみに、小学1年生(7歳)の理想的な睡眠時間は約10時間~11時間です。この時間を参考にして、お子さんの健康的な睡眠習慣をサポートしてくださいね!
<学校までの道のりや、交通ルールを確認する>
通学路を歩いて交通ルールを確認する:
朝の登校時間と夕方の下校時間では通学路の状況が異なることがあります。
それぞれの時間帯でお子さんと一緒に歩いてみて、安全な通学路を把握しましょう。
危険な場所(例:狭い歩道や駐車場の入り口)を一緒にチェックすることで、お子さんと共に安全な経路を理解できます。
登下校時の約束事を確認する:
登下校中は親の目だけでなく、地域の人の目も行き届かないことがあります。
通学路を確認した際に、約束事(例:寄り道しない、知らない人についていかないなど)についても念入りに話しておきましょう.
防犯ブザー:
防犯ブザーの使い方も確認しておきましょう。
小学校によっては、入学時に配られるところもあるようですので、購入前に確認しておくと安心です。
<期待値をリアルに設定する>
親は子どもに対して適切な期待値をもつことが重要です。
子どもが新しい環境で成長するには時間がかかることもあります。適度なプレッシャーをかけすぎず、子どものペースを尊重しましょう。
以前はじめての学級懇談会で、先生に「言われたとおりに折り紙を折ってみて下さい」と言われたことがありました。折り紙は簡単なものではありましたが、あまり顔見知りがいない中での作業はなんだか緊張しました。折り紙作業終了後、先生から「簡単な折り紙だったとは思いますが、これで合っているかな?間違ってないかな?と不安になって周りを見たり、慣れない環境で緊張したりしませんでしたか?入学間もない子どもたちは、毎日このような環境で過ごしています。ですから、お家に帰ったらゆっくり休ませてあげ、労いの言葉をかけてあげてくださいね」と言われました。
頭では分かっていたつもりでしたが、実際に体験させて頂いたことで、短時間でも、こんなにも緊張して疲れるのだと痛感しました。成長の仕方はお子さんそれぞれでも、新しい環境でみんな頑張っています。私の子どもも、緊張などもあり、はじめはへとへとで帰ってきていたのを覚えています。
日々頑張っているお子さんをしっかり受け止め、サポートしていきたいですね。
<お子さんの力を信じる>
お子さんを思うがゆえに、小学校入学前、色々と心配してしまうことがあると思います。私もそうでしたが、保育士をしていた時に、親の不安は子どもに伝わるということを学んでいたので、子どもには、できるだけポジティブな話をするようにしていました。
また、あまり親が心配しすぎても、お子さん自身は、自分はできないのかな?と自信をなくし、ネガティブな感情に支配されてしまうこともあるそうです。
お子さん自体が具体的な不安を感じている場合には、「大丈夫だよ」だけではなく、「どうしたらいいかな」などと一緒に考えていきましょう。お家だけで解決できない場合は、先生に相談して、一つひとつ解決していくことで、お子さんは安心して、学校に通えます。
私の子どもは、少し早いですが、入学前から、小学校のプールを心配していました。「どうやったら安心して参加できそう?」と子どもに聞くと、先生にプールは苦手であることを伝えておくことと、事前にプールの深さはどれくらいか知っておきたいとのことでしたので、家庭訪問時に相談させてもらいました。
すると、先生から、「他にも、苦手な子は今までにも沢山いたから、大丈夫だよ。なるべく顔とかにもかからないように注意するし、水の深さは、膝くらいまでだから怖くないと思うよ!」と話して頂き、子どもはほっとしていて、実際、プールが始まってからも、楽しそうに過ごしていました。
他にも、近所に同じ幼稚園のお友だちがいなかったので、お友だちが作れるのかと心配もありましたが、「挨拶してみたり、お友だちの動きをまねっこしてみたりしたらお友だちができた!」と言っていました。
喧嘩して大泣きで帰ってきたこともありましたが、後日お友だちに気持ちを伝えて、自分で仲直りしており、親が思うよりも、子どもは自分の力で、解決する力も成長しているのだなと痛感しました。
小学校の先生が「小学校は、お友だち同士喧嘩したり、問題に答えられなくて涙したり、本当に日々色々なことが起こります。ですから、帰ってきたら、できるだけリラックスする時間を設け、お子さんの話を聞いてあげてくださいね」とおっしゃっていました。
お子さんの力を信じて学校に送りだし、帰って来た時には、しっかりお子さんに寄り添って、パワーチャージしてあげたいですね!
<まとめ>
今回ご紹介したことが少しでも参考になり、お子さんと共に小学校のスムーズなスタートが切れたら幸いです。
親子で協力し、新たな学びと冒険が楽しいものになることを願っています!
今回は以上です。